一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「栄麻は無理でしょ?あんなタワーマンションの最上階、持ち家にしてんだから」

「不動産してんもんね。冨樫家は」

「そうだよ。いうて、めっちゃ近いけどね!!」

「だよね!!いつでも会えるからいっか!」

「そだよ!!ところで、純平さんは?仕事やっぱり忙しそう?いつの間に社長なってんだもん。」

「だよね。でも、あんまり変わらないかな?結局パパまだいるしね!」

「そっか!!そういうもんか。塁も社長なんのかな?」

「そのうちなるんじゃない?」

「塁さ、家も車も指輪も一気に買ってさ、そんなに稼いでたの?ってなったよ」

「ああ。塁、仕事以外も地元で不動産もしてるし、株も投資もしてるからそっちでも稼いでるんじゃない?」

「そういう事ね。謎が解けた」

「しかも、普段からぜんっぜん遊ばないしね。仁さんの店くらいでしょ行くの」

「確かに。あとジムくらいだね」
< 182 / 277 >

この作品をシェア

pagetop