一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
ヒカリは、そんな俺の気なんか知らずに、大喜びしてる。

俺たちは今、バーナーヒルズを訪れていて、あの有名な神の手、ゴールデンブリッジにいる。

橋の長さは150mで、標高1,000メートル以上の高さにある橋は、まるでCGかと思うような巨大な手によって、金色の橋を天に差し出すかのようにそびえ立つ。

確かにすごいわ。

「ヒカリ。走るな。ほら、手」

そう言って、走るヒカリを捕まえて手を繋ぐ。

「ははは!子供扱いしてるー」

してねーよ。
むしろさっきから、その背中にむしゃぶりつきたくてウズウズしてるわ。

「キスすんぞ」

「あはは!いーよ?」

いいのかい。
俺が無理だ。
橋の上で襲っちまうわ。


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