一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
天蓋付きのベッドで、外のインフィニティプールに月が反射して、部屋の天井にキラキラと水面が揺れているのが映し出される。

その下で、乱れるヒカリを俺は下から見上げる。

「ヒカリ。綺麗だ」

ヒカリは、俺の曲げた膝に手を付き、やめてという口とは反対に、俺を見下ろしながら腰を淫らに揺らす。

「塁も、、、綺麗。」

「クッ、、、」

ヤバいな。

茅葺き屋根で出来た伝統的な造りのなかに、現代的な設備がうまく融合されている部屋に、俺たちの甘い声と、熱い息づかい。
いやらしい水音。ベッドが軋む音が響く。

ガンと突けば、悲鳴に近い声を上げるヒカリが愛おしい。

「ヒカリ。言って」

聞きたい。愛の言葉を。

ヒカリは、俺に覆い被さって、揺れる瞳で俺を見つめる。
俺の額の汗を拭きながら、微笑んだ。

「塁。愛してる。心から」

そう言って、キスをくれた。

「俺もだ。ヒカリ。愛してる」

下から更にヒカリを突き上げる。

そして、俺の顔の横に手をついて乱れるヒカリの胸を口に頬張りながら、更に加速させた。

ヒカリに溺れる。

そうして、外が明るくなる頃、やっと俺たちは眠りについた。
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