一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
ドタドタドタドタ!

なんだ!?

「麗!!」

「ヒカリ!?」
麗も驚いてる。

ヒカリが、どすっぴんですんごい形相で入ってきた。
ははは。だいぶ急いで来たな。

「麗!!大丈夫!?痛そう!!もうすぐ!?」

「まだ、、でも、もう少しだって」

「そっか!麗頑張れ!」

そう言って、麗の背中を摩る。

「ヒカリ、大丈夫か?」
この期に及んで、ヒカリを心配する俺。

「何でヒカリ!?」
麗に突っ込まれる。

「あーあははは!なんでもない!麗!もう少し頑張ろうね!」
ヒカリは笑って誤魔化して、俺をギロっと睨んだ。

わかったよ。
黙ってるよ。

純平は、俺とヒカリが何をしてたのか気付いたらしく、肩を揺らして笑いを堪えてる。

「純平!!」

麗がピリついてる。

「あー。あははは。麗、痛いよな?もうすぐ会えるから、頑張れな」
< 210 / 277 >

この作品をシェア

pagetop