一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
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「オギャー!オギャー!」

「ヒカリ!!産まれた!!産まれたぞ!!」

塁が、手を握ったまま大興奮で叫ぶ。

「どっち!?」

「ははは!!男だ!!ついてる!!巨大だ!!ありがとなヒカリ!!元気だ!!よく頑張った!!」

塁は、目に涙を浮かべて私の汗を拭いてくれる。

アソコが巨大?違うか。
身体がか?

「良かった!元気で。」

私は、とりあえず無事に元気に産めたことに安心して、ヒラリと目から涙がこぼれ落ちた。

「ヒカリ。本当に、ありがとうな。」

塁は、慈愛に満ちた顔で私を見つめる。
そんな塁が愛しい。

「うん。塁。手、、、痛い」

愛しいけど、手の骨おかしくなりそう。

「わり。バグってたわ」

眉を下げて笑って、手をさすってくれる。
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