一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
そして、麗は事の経緯を話してくれた。


「ええー⁈神楽コーポレーションの副社長だったの⁈」


「だからさ!!びっくりだよね。
お金持ちだなとは思ったけど、本当にすごい人だった」


私はすかさず、ホームページを検索した。
するとそこには、

「レオ!!レオじゃん!!」


そう言って、麗に純平さんが会社のサイトに公表している写真を見せた。


「嘘⁈ヒカリがぶつかった彼って純平の事だったの?」


「そうだよ!!この人で間違いない!!」

こんな偶然ある!?


「ど、どうしよう、、、」


「いやいや、あんた馬鹿なの⁈
私に気使うとかやめてよ⁈」


「でも、、、」


「はぁ⁇んじゃ私純平さんもらっていいわけ⁈」

さらさら、もらう気はない。
麗は、遠慮がちに首を振る。
 
「でしょ⁇むしろ、良かったわ。くれるって言われても全然嬉しくないもの。
純平さんが、麗を選んだんだから。
私は、いーのよ。すぐまたいい人見つかるから!!
私、得意だから!
そんな顔しない!!」
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