一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
それからというもの、麗に呼ばれて、遊びに行く機会が増えた。

塁さんは、いたりいなかったり。


私は相変わらず、彼氏はいない。

欲しいっては思うけど、なんかパッとしない人ばかりだ。

こんなに東京にはたくさんの人がいるのに。
こんなに、声もかけられるのに。
惚れっぽいし。

でもいつも、何か違うと感じてしまう。

それが何かが、わからないから、結局何も変わらないのだけど。

そして、人肌が恋しくなってまた好きでもない人とベッドに入る。

私は一体、何を求めてるのか。


いい加減、やめないとな、こんなの。

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