一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
4〜塁side〜
「彼氏ほしーー!!」

リビングからヒカリの大声が玄関まで聞こえてくる。
ったく、相変わらずうるさいヤツだな。


小さな頃はヒカリの面倒も俺は見てた。
褒めて欲しいわ。
結も揃うと、女3人すんげー大変だったんだからな。
懐かしく思って、笑ってしまう。



そうだな。
懐かしい、、、か。


彼氏欲しいってか。


ヒカリに彼氏な、、、。

そりゃそうだ。


そしてその後、純平をジョージと呼んでる事なんて知らない俺は、麗が浮気をしたんだと思って、口をはさんだら、そのまま喧嘩になってヒカリに止められた。

2階からギャーギャー声が聞こえてくる。

丸聞こえだぞー。
ったく。

あいつらは本当に。

しばらくすれば、麗の叫び声がしてきた。

うるせーな。

「えーー!?ニューヨークでイケメンと!?
ヒカリすごいね!!」

始まった。
ここからは、聞いちゃいけない。
聞きたくない。

俺は部屋に戻った。



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