一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
麗と純平はまだ一緒に住んでいない。

籍を入れてからは、平日はだいたい純平が家に来て夜飯を3人で食べる。

こないだは、建設中のレジデンスの話しもして、本格的に純平は麗とそこに住む事に決めた。

やっとだな。
いつまでも、麗がここにいたらダメだろ。

週末は、麗が純平の家に泊まりに行く。

今日は週末だ。

ヒマだな。

仁の店にでも行くか?

仁は純平の同い年の従兄弟で、涼太君の弟だ。純平と仲良くなったおかげで、俺もすっかり仲良くなった。
BARのマスターをしている。


んー。
ヒカリは何してっかな?

いやいや、ダメだろ。

急に誘ったら、おかしいだろ。



ダメだな。
んとに。


すっかり、他の女を抱けなくなってしまった。
本物のヒカリが近くにいるから。

まぁ、相手もいないしな。


やっぱり、仁の店に行くか。
< 66 / 277 >

この作品をシェア

pagetop