一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
俺はもう、離れたくなくなって、席も1番後ろに座るヒカリの隣に座った。

変に思っただろうか。

今日くらいは、許してくれ。

そして、扉が開いて麗が出てきた。

驚いてる驚いてる!
クックックック!
笑いが止まらねぇ。

イタズラしたみたいでおもしれー。
麗め。焦ってる!

そして、ふとヒカリを見れば、

めっちゃ泣いてる!!

おいおい!!泣きすぎ泣きすぎ!!

ヒカリにハンカチを渡すも、何に驚いてんのか受け取らない。

何だよ!?
結局、俺はポロポロなくヒカリの涙を拭いてやった。

こんな事するのは、小学生以来だな。
大人になっても、するなんてな。
そして、昔のように背中を摩ってやった。

ヒカリの体温が、手から伝わる。
離したくないな。

悪いな。ヒカリ。
今日だけ、今日だけ。

そのまま腰に手を回した。
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