神祇地祇~穢れ、祓います!~
第五章 最高のパートナー
「伶龍!」
「おうっ!」
私が声をかけると同時に伶龍が駆け出す。
それを視界に収め、御符を刺した矢をつがえて弓をかまえる。
「こ……れ……で……っ!」
弓から離れた矢は、空気を引き裂きながら勢いよく穢れの核へと向かって飛んでいく。
命中したそれは、核に御符を貼り付けた。
「終わりだーっ!」
そのタイミングで穢れに辿り着いた伶龍が、核へ向かって刀を振り下ろす。
ピシリとヒビの入る音がし、そのまま核は崩壊した。
それとともに蠢いていた蟲たちも消えていく。
「今日も勝ったな!」
「やったね!」
伶龍と落ちあい、ハイタッチする。
このところの私たちはデビューしたての頃が嘘のように、連戦連勝だった。
「お疲れ様でございました」
「あっ、お疲れ様でーす」
仮設テントに戻ってきた私たちに柴倉さんが声をかけてくれる。
「今日も見事な戦いぶりでしたね」
「えっ、あっ、はははははーっ。
ありがとう、ございます」
あんなにお叱りを受けていたのに、褒められるとなんだかくすぐったくて居心地が悪い。
「最初からこうだとよかったんですけどね……」
「おうっ!」
私が声をかけると同時に伶龍が駆け出す。
それを視界に収め、御符を刺した矢をつがえて弓をかまえる。
「こ……れ……で……っ!」
弓から離れた矢は、空気を引き裂きながら勢いよく穢れの核へと向かって飛んでいく。
命中したそれは、核に御符を貼り付けた。
「終わりだーっ!」
そのタイミングで穢れに辿り着いた伶龍が、核へ向かって刀を振り下ろす。
ピシリとヒビの入る音がし、そのまま核は崩壊した。
それとともに蠢いていた蟲たちも消えていく。
「今日も勝ったな!」
「やったね!」
伶龍と落ちあい、ハイタッチする。
このところの私たちはデビューしたての頃が嘘のように、連戦連勝だった。
「お疲れ様でございました」
「あっ、お疲れ様でーす」
仮設テントに戻ってきた私たちに柴倉さんが声をかけてくれる。
「今日も見事な戦いぶりでしたね」
「えっ、あっ、はははははーっ。
ありがとう、ございます」
あんなにお叱りを受けていたのに、褒められるとなんだかくすぐったくて居心地が悪い。
「最初からこうだとよかったんですけどね……」