あの頃、キミが全てだった。
美羽は海人くんのことが好きだって分かってるのに………
それなのに、
皐月のこと取られそうに思えて…
モヤモヤしてしまう心は、自分のせいなのに、
怒りと苦しみが込み上げてくる。
自分自身が1番分かってるのに………
なんで美羽は平気なの?
なんで皐月はそんなに楽しそうなの?
色んな感情が押し寄せる中、
突然、皐月が真剣な表情をして、美羽は、それを見ると、体育館の方へと向かった。