あの頃、キミが全てだった。


***




あっという間に、当日になった今日!!





「皐月!ファイティン!!」



皐月を見かけてそう言えば、


「おう!雫もな!」


そう満面の笑みで言ってくれる。




「はーい!ちゃんと試合見てるからね!」



「あ、雫!勝ったら伝えたいことがあるから」



ほんの少し、心がキュンッてなった高鳴りを抑えて、

「うん、聞かせて!負けないでよ」



「当たり前!」



そう言って、ニコッと笑った皐月の笑顔が眩しくて、

好きだなぁなんて思ってしまう。





「よし!私も頑張らないと!!」


そう小さく呟いてみんなの元へ向かう。
< 144 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop