あの頃、キミが全てだった。
「みんな、私のせいでごめんない………」
弱々しく、頭を上げてみんなに謝る美羽に、
「よく頑張ったよ!」
「美羽のせいじゃないからさそんな謝んないで」
「美羽っち泣かないで〜!」
そして、また私達は円陣を組んで泣いては、笑い合った。
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なんか、バレー終わったあたりから、体がほんのり熱い気がして、頭が痛いような………
そう思いながらも、男子たちを一生懸命応援した。
「次は、D組とB組の決勝戦です!!バスケをする男子の皆さんはコートの方へと来て下さい!!」
時間は経って、男子バスケは、勝ち進んであっという間に決勝戦になった。
「雫見てろよ!!俺絶対勝って今日こそは伝えたいことあるから!」
集まる前に、大きな声で嬉しそうに話す皐月に、
「見てるから頑張って皐月!」
そうエールを送れば、はにかんで海人の方へと向かっていった。