あの頃、キミが全てだった。


*****




「あ…いった…ってここは…家?」



起きた時には、自分の家のベットに入っていた私は、

スポーツ大会のことを思い出す。




「あー!!私ってばなにやってんだろう!!」



ガチャッ。



「雫大丈夫なの?熱測ってみなさい。」


私の大きな声を聞いて、お母さんが慌ててやってきては、そう言ってきた。




ピッ。ピピッ。



「げっ38.4」


「あら、風邪ね、ゆっくり休んでなさい」


そう言って出て行ったお母さん。
< 148 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop