あの頃、キミが全てだった。



そんなあたしの視線を感じてか、

目をこちらに向けると、ニコッと微笑んでくれて、



「そうとなれば、楽しもうぜ!雫!」


柔らかな笑みを私に向ける。



「もちろん!楽しもう!」


私も同じように皐月に微笑んだ。



「雫!今度の土曜日11時に駅に集合な」

「わかった」



海人くんとやりとりをしながら教えてくれる皐月は、結局

コンビニまで一緒に行ってくれて、お家まで送ってくれたのだった。
< 157 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop