あの頃、キミが全てだった。


***




「よし!完璧!」




そして、待ちに待ったプールの日!!





早起きで起きた私は、入念に忘れ物をチェックして、準備万端でいた。



ーーam.10:28


「あ、そろそろ行かなきゃ!」




私は急いで家を出ると、


「やっと出てきた!」



そう言って迎えてくれる皐月がいて、




「ど、どうして………?」




「遊ぶ約束したからだよ!どーせ美羽ちゃんとは来ない気がしたから早く準備終わったから来たの!ほら、行くよ」




そう言って、歩いていく皐月の後ろ姿に、嬉しくてニヤけてしまう。
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