あの頃、キミが全てだった。

「ちょっと、からかってるでしょー?」


「いいや、いたって真剣」




2人で言い合ってる中、かわいい声が聞こえる、



「雫ちゃん?この人知ってるの?」


「うん、一応ね、」


なぜだか、驚いている美羽に、


「よろしく、美羽ちゃん?」


「あ、はい!よろしくです」


「かわいい、小動物みてぇ〜」


嬉しそうにはしゃぐ皐月。





ドキンッ。



“美羽ちゃん………“


“雫………“


え、待って、さっき"雫"って呼んだ///?!

私にだけ呼び捨てってことなの?!



なぜだか、そう思うと嬉しくなって頬が緩む私。


でも、 "かわいい" 私には言われなかったな…。
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