あの頃、キミが全てだった。
雨の中で…☔︎
_______季節は、変わって、6月の終わりをつげようとしていた今日この頃。
「帰るまでに雨やまないかなー?」
「雫ちゃん!今日は夕方から明日の朝まで激しく降り続くって天気予報で言ってたから無理だよ!」
「あと何回雨が続くの〜!!」
不機嫌な私に、
「でも、雨が終われば暑い夏が来るからね…。あ、私、今日告白…「雫ーー!!」
美羽の言葉を遮ったのは、紛れもなく皐月で、
「あ!タイミング悪すぎる!」
そう言えば、
「ん?なに?俺にナイショの話?!聞かせてよー!」
おちゃらけたように皐月が言えば、
恥ずかしそうに目を逸らしては、先に戻ってしまった美羽。