男の子
キュンッ………




教室中に響き渡った音。



男の子全員が思考停止した。




そのときっ……




「……ハル?」




……懐かしい声がした。



「何……やってんの?」




「潤……ちゃん…ふぇっ…ヒック…」



それは、昔………大好きだった……。




植村潤一クン。



私の周りにいる男の子を無理矢理退かした。
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