アブナイ三角関係

ーーー


「えええ!?なにそれヤッバ!大丈夫だったの!?」


結局あの後、浜辺さんからヘルプメールが来てしまったので花火が打ち上がる頃に合流した。

どうも間が持たなかったらしい…トホホ。

その後普通に解散して、着替えのため浜辺さんの家に一緒に帰ってきたところだ。



「タチの悪いナンパに当たるとか…貧乏くじ引いたねー」

「私もびっくりした」

死ぬかと思った。


「秋斗が助けたの?」

「あーいや、助けてくれたのは通りがかった別の同級生」

「ええっ!秋斗じゃないの!?」

「秋斗くんも駆けつけてくれたけどね」

今思えばすごい状況だったなあれ…


「へぇ…なんかすごいことがあったんだね」

どっと疲れたよ…



「浜辺さんはどうだったの?」

「えー?まあ…普通に楽しかったけどー」

おおー!

「でもやっぱまだよく分かんない!気まずいのに変わりはなかったし」

「少しずつで良いんだよ」


「そうねー。まあ…祐樹くんは楽しんでくれたみたいだし?」

あら!

「素敵!」


「なんか向こうがピュアすぎて逆に自分が気まずくなったって感じ」

へぇへぇ!

「いいね〜青春だね〜」

「はいはいそうですねー」



「ふふ!浜辺さん!またいろんな話聞かせてね!」

「…んふふ、はいはい!てかさー私のこと浜辺さんって呼ぶのやめてよー」

え?

「千夏の方が可愛い〜」

ち、ちなつ…


「千夏…ちゃん?」

「そうそう!」


ふふ、千夏ちゃん!


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