【題名模索中】
「そこどいて。入り口で話さないでくれる?普通に邪魔」
 彼女はそういい僕たちを見つめた。感情の読めない目。

「あ、ごめんごめんーねぇ君が噂の転校生?」
 転校生なのか。そりゃ周平がウキウキするわけだ。でも、転校生で特進クラスに入ってくるっていうのははじめてきいたぞ。よっぽど編入試験が良かったんだろうな。

「噂されているかどうかなんて知りません」
彼女はそういうと黒板の方へ行き自分の席を確認した後席についた。

「うわお……顔はいいんだけどあの性格だとなー関わりにくそだな」

「そう言いながらお前は関わるんだろ?」

「よくわかってるな。さすが学年トップのシュカ」
 その瞬間彼の目の色が変わった。憎しみ、怒りに染まった色。

「あ、、、あぁ。じゃあな周平。俺、席に行くわ」

 席についてとりあえず両隣の席に人が座っていたから軽く挨拶をしておいた。後ろにも居たので挨拶をした。

「おはよう。これからよろしくね」

「…………」

後ろの席に座る、転校生の彼女は何も答えなかった。
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