ねぇ、嘘じゃないよ
「しゅーやおやすみー」

返事が来ないことを知っていながら、私はそう口に出す。


愁夜の匂い、シトラスの爽やかな香りに包まれながらゆっくり、ゆっくり、ぷちん。

意識を失った。



























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