最強総長さまは元執事
………理人兄には敵わないなー、昔から。だから大好きなんだけどね
そう、フッと口角が上がるのが分かった。
「では座りましょうか。もう本鈴が鳴りますし」
「っそ、そうね…」
ぼーっとしすぎた…。落ち着け、私!さっきから、ホンットらしくないわ!!
焦りながらも席に向かうと、大聖と目が合った。
また話しかけられたら面倒くさい…と思っていたら、バッと顔ごと、勢いよく目をそらされた。なにがあった⁉︎ってなるほどの激変である。
——もしかして…、流星がいるから……⁉︎
流星パワー、すごいわね……。って、心の声までもこの口調になっている!!これこそ流星パワーだろう。
流星、ホント何者なんだろ…??みんな畏敬というか、恐れというか…。そんな感じの空気を感じる
まあ、私には関係のないことか。