最強総長さまは元執事

♡♡♡


「ふぅ〜」

ベットでゴロゴロする私は、身を起こして窓の外を見る。

「流星、ホントに引っ越してくるの…?」


あの衝撃発言から3ヶ月。

あれから毎日流星はここ(※アパート)まで送ってくれて、夜ごはんも結構一緒に食べた。

学校生活でも流星は可能な限り私と一緒に行動していて、……。なんというか、周りの人達が可哀想という感じだ。あの大聖(チャラ男)も、流星効果でとてもおとなしい。流星がいないときは懲りずに騒がしいけど。




そして今——、私が見つめる窓の外には立派な一軒家が建っている。

そう、この一軒家は流星の家だ。

突然できたと言っても過言ではないくらい、この家は気づいたら完成してた。

あまりの驚きに、めっちゃ早かったねと流星に伝えたら、撫然とした顔で「2ヶ月で建てろと言ったのですが…。」ととんでもないことを言われた。
これでも遅かったの……??と思った私は常識人のはずだ。たぶん。


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