危険な彼と甘い嘘


※※※


彼は少し不機嫌そうに私の部屋に入った


「なんでそんな嫌そうな表情してるの?」


「いや、別にぃ」


陽希も今はのほほんとしてるけど、今からギャフンと言わせてやるんだから!!


「陽希、ここ座って」


私はそう言ってベッドを指差す


「は?なんで、、、」


彼は不思議そうに言う


「いいからいいから!」


私は強引に彼をベッドに座らせ自分もそのとなりに座った


「陽希」


私は陽希の目を見て言った


「な、なに?」


演劇部の力なめるんじゃないよ!!


行くぞ!!陽希を騙してやる!!


「私、ずっと陽希のこと好きでした、付き合ってください」


「、、、、、、は?」


彼はひどく動揺したように呟いた


辺りは静寂に包まれ、時計の音だけが聴こえる


よし!


陽希が動揺してる!!


よっしゃ成こ、、、


「言ったね?」


へ?

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