危険な彼と甘い嘘


「俺はお前が好きだ、ずっと」


「え?」


「奈央が、、、俺を幼馴染としてしか見てくれないから、、、だから、、、ずっと隠してたけど」


彼はいつになく真剣な顔で私の手を握りながら言った


「俺は、奈央が好き、ずっと前から、、、今も、奈央のこと今すぐ襲いたいくらいには」


う、、、そ、、、?


ほ、ホント、、、?


「う、嘘でしょ、、、エイプリルフールだからって、また私を騙してるんでしょ、、、」


「嘘じゃないよ」


え?


「時計見てみなよ」


彼はそう言って壁にかかっている時計を指さした


12時、、、3分、、、?


「もう4月2日だよ」


もう、エイプリルフールじゃない、、、?


じゃあ、、、嘘じゃない、、、ってこと、、、?


私、全然気づかなかった


陽希はずっと、、、私を困らせると思って言わないでくれてたんだ、、、


今まで、ずっと陽希を我慢させてたんだんだ


なのに、、、陽希を困らせてやろうなんて、、、


「ご、ごめんなさい」


「、、、、、、」


彼は少し黙ったあと、口を開いた

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