前世恋人だった副社長が、甘すぎる




「き、菊川さん!辞令です!!」


急に上司が入ってきた。

手には大きな封筒を持っている。

そして、辞令と聞いて飛び上がりそうになった。


まさか……まさか、こんなに速いなんて。

副社長は私の無能さに一瞬で気付き、容赦なく首を切るんだ。




恐る恐るそれを受け取る。

そして、冷酷な副社長がマルクだなんて、とんでもない妄想をしてしまったことを後悔した。


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