前世恋人だった副社長が、甘すぎる



怜士さんは再び私に唇を重ね、そっと私の身体を持ち上げる。

怜士さんと離れ離れにならないように彼に手を回すと、彼は私を抱き上げる手に力を入れる。

そのまま怜士さんにベッドまで運ばれて、バランスを崩して二人でベッドに崩れ落ちた。

二人でふふっと笑い合ってまた唇を重ねる。


「幸せって、こういうことを言うんですね」


思わず告げると、また優しいキスをくれた。



こうして私は食事をするのも忘れ、怜士さんと甘い甘い時間を過ごした……。



< 239 / 258 >

この作品をシェア

pagetop