前世恋人だった副社長が、甘すぎる
怜士さんは再び私に唇を重ね、そっと私の身体を持ち上げる。
怜士さんと離れ離れにならないように彼に手を回すと、彼は私を抱き上げる手に力を入れる。
そのまま怜士さんにベッドまで運ばれて、バランスを崩して二人でベッドに崩れ落ちた。
二人でふふっと笑い合ってまた唇を重ねる。
「幸せって、こういうことを言うんですね」
思わず告げると、また優しいキスをくれた。
こうして私は食事をするのも忘れ、怜士さんと甘い甘い時間を過ごした……。