前世恋人だった副社長が、甘すぎる
10.命尽きるまで、貴方とともに
次の日……
眩しい朝の光で目を覚ますと、隣に怜士さんがいた。
甘く優しい瞳で私を眺め、幸せそうに口角を上げている。
なんだかかっこよくて色っぽい怜士さんを間近で見て照れてしまい、真っ赤になって横を向く。
そんな私を、彼は後ろからそっと抱きしめてくれた。
直に触れる身体が温かく、もう朝だというのにまた身体に火が灯る。
きっと、ずっとドキドキするのだろう。
いつになっても怜士さんに狂わされるのだろう。