【マンガシナリオ】優しくない推しの"熱愛報道相手"に選ばれました!?
3話
~2話の振り返り~
○学校 • 空き教室
リウ「お前、姉貴の代わりに俺の熱愛報道相手になれ」
桜「は……?」
桜(推し、Look for your.のリウ様の熱愛報道相手に、なぜか私が選ばれてしまい、)
○ホテル(会見場) • 室内
前に座っているリウと桜。
リウ「ですので、こちらの女性花上桜さんと婚約しております。ファンの皆様には急なご報告となり驚かせてしまい、大変申し訳ございません」
2人で頭を下げる。
桜(なんとか熱愛会見を終えた私、花上桜)
○同 • 控え室
ノックがして、リウのマネージャー荒木誠(あらきまこと)(20)が入ってくる。
誠「やっっっと見つけた!なに考えてるんだバカ!!」
桜(こ、これが噂の……!)
桜(神マネージャーに会えたり、)
リウ「頑張る必要ないだろ」
桜「え?」
リウ「俺がいるんだからお前はなにも心配しなくていい」
桜(推しの尊い発言で倒れたりもした)
○シェアハウス • リビング
L字ソファーで目を覚まし起き上がると、隣に優心が寝ている。
桜「きゃっ!」
桜(そして目覚めたらなぜか隣にはLook for your.のメンバーの1人、山田優心くんが)
顔を近づける優心。
優心「ねぇ。リウより俺にしなよ」
ガラッと扉が開き、リウが上は裸、下はズボン姿で髪をタオルで拭きながら出てくる。
桜(最悪のタイミング)
~振り返りおわり~
沈黙が流れる。
優心「出るの早かったねー」
リウ「あぁ」
キッチンに行き水を飲むリウ。
桜(これはどういう展開?)
優心「あとちょっと遅かったら襲っちゃってたよ」
桜「襲う!?」
リウ「お前こういう女タイプじゃないだろ」
優心「まぁね。でもなんか危なっかしくて可愛いー」
桜「か、可愛い!?」
リウ「良かったな、可愛いって言われて」
桜「あ、う、」
優心「あんまりいじめない方がいいよ?」
リウ「いつも女をとっかえひっかえして女を泣かせてるお前に言われたくない」
優心「痛いとこつくな~」
桜(チャラいのは私生活もなんだ。じゃなくて!)
桜「あの……」
優心「ん?」
桜「私はどうしてここにいるのでしょうか?というか、ここどこですか」
リウ「優心……説明しとけって言っただろ」
あきれた目で見る。
優心「ごめんごめんっ。ここは俺らLook for your.のシェアハウス。連れてきたのはリウだよ」
こそっと、
優心「お姫様抱っこでね」
顔が赤くなる桜。
桜(お、お姫様抱っこ!?)
リウの方を見る。
リウ「なに?」
桜「や、別にっ!?」
桜(推しにお姫様抱っこされて平常心でいられるわけない!)
桜の前にやってくるリウ。
リウ「お前には今日からこの家で過ごしてもらう」
桜「……へ?」
リウ「婚約者なんだから当たり前だろ」
桜「ってことは……同じベット……?」
リウ「は?」
桜「や、なんでもないです」
優心「俺とリウの部屋の真ん中だよ。鍵とかついてないから襲われないようにね」
リウ「襲うのはお前くらいだ」
優心「碧もいるじゃん」
リウ「あいつは」
桜「碧!?碧って夢橋碧くん!?」
桜(あの不思議ちゃんの!?)
優心「そりゃここはLook for your.のシェアハウスだもん」
桜「そ、そか。そうだよね!」
リウ「お前ちょっとこっち来い」
桜「へ?」
優心「あ~リウやきもち~?」
腕を無理やり引っ張られ階段を上らせられ、桜の部屋に入る。
○同•桜の部屋
リウ「なにを浮かれてるんだかどうでもいいが、ここにはいくつか約束がある」
桜「約束?」
ズイッと体を近づけながら、
リウ「まず、部屋から出るときは携帯を持たないこと。プライベート流出なんてことになったら……」
桜「は、はい!勿論しません!」
窓に追い詰めていく。
リウ「それと、夕飯はできる限り皆で食う」
桜「はい!」
追い詰めた。
桜の背中が壁に当たる。
リウ「最後に、俺の部屋には無断で入るな」
桜「も、勿論」
リウ「あと」
桜「なんでございましょうか」
リウ「……可愛い格好とかもするな」
桜「え?それは」
桜(それは、襲われるからとか?心配してくれてる?ってなわけないか。あくまでも婚約者のフリだもんね」
リウ「なんだよ。別に心配とかじゃないからな。勘違いすんなよ?」
桜「分かってるって!安心してっ」
桜(勘違いもなにも、最初からリウの彼女になれるとか、結婚できるとか考えてもないしね)
リウがドアから出ていこうとする。
リウ「明日11時に玄関集合」
桜「いいけど、なにかあるの?」
リウ「俺の母親に合ってもらう」
桜「母、親?お母さん?お義母さん!?」
リウ「あぁ」
桜(お母さんって、あの超有名女優風沼ユイナさんだよね?実はテレビで見る限り毒舌で少し苦手……)
リウ「桜?」
桜「あ、ううん。わかった。また明日ね」
リウが部屋から出ていく。
桜(ちょっと心配だけど、まぁなんとかなるか!)
(よーし、明日に備えて早く寝ちゃお)
ベットに入り、眠りにつく。
しばらくして、ドアが少し開く。
桜は眠っている。
何者かが部屋に入り、荷物を漁っている。
桜「んん……トコロテン……んんっ!」
目が覚める。
人影が動いているのを見て、
桜「きゃー!!!」
?「うるさいだまれ!」
桜「その声は……碧くん?」
碧「ふんっ、気づくのが遅いわ」
電気をつける桜。
桜「なんでここに?っていうか乙女の部屋に勝手に入らないでよ!」
碧「それはごめんだけど、この一大事、僕がいないと君は乗りきれないぞ」
桜「どういうこと?」
碧「本当は言うつもりなくこそっと助けようと思ったが……仕方ない。普通に助けよう」
桜「最初からそうしてよ」
碧「それはつまらん」
桜「なんでよ!!」
碧「まぁいい。とりあえず座れ」
桜「あ、はい」
ベットに腰かける2人。
碧「まず、明日君はリウの母親にペシャンコにされる」
桜「される。って。確定?」
碧「あの人は相当リウ好きだ。子離れが出来ていない」
桜「へぇー」
碧「へぇだと?分かってないな?」
桜「なにが?」
碧「はぁ……これを見ろ」
携帯を取り出し、綺麗な女の人の写真を見せる。
桜「わぁー綺麗な人って何年か前にテレビに出てた女優さんじゃん!」
碧「じゃあこれ」
スワイプして、次の女の人の写真を見せる。
桜「あ!この人朝のワイドショーに出ていたアナウンサー!」
またスワイプして女の人の写真を沢山見せていく。
桜「もういいもういい。で、なんなのこの人たちは」
碧「リウを好きになって口説いてきた人たちだ」
桜「なるほど?」
碧「今テレビで見るか?」
桜「最近は……ないかも」
碧「そう。大ブレイクした女優もアナウンサーも皆リウを口説いたやつは消される」
桜「消されるって、もしかしてリウのお母さんに?」
碧「あぁ。それくらいあの人はリウが好きなんだ」
桜「そ、そ、そ、それって私ものすごくまずくないですか?」
碧「下手したら殺されるな」
桜、言葉を失う。
碧「だから僕が来たんだ」
桜「なにか良い案があるの!?」
碧「ある。これ」
そう言って、ポケットから小さい小瓶を取り出す。
桜「これは?」
碧「香水。つけると、これを嗅いだ同性が自分のことを好きになるものだ」
桜「あのねぇ遊んでるわけじゃないの!私の命がかかってるのーーー!!!」
碧「効果は保証しないが、ないよりましだろう」
桜「効果は保証しないって言っちゃってるじゃん!」
碧「まぁ……がんばれ」
桜「うわ急に他人事」
碧「とにかく明日はそれをつけていけ」
桜「んーー、しょうがない。ないよりマシ。分かった」
碧「じゃあ僕は寝る」
桜「ありがとねっ」
桜(成功するか失敗するかは分からないけど、やってみるしかない!よーし、がんばるぞっ)
○風沼家•寝室
ベットでユイナに押し倒されている桜。
手は上で手錠をかけられている。
ユイナ「私の可愛い子……」
顔が近づいてくる。
桜(これは予想以上に効果がありすぎではないでしょうか!?)
○学校 • 空き教室
リウ「お前、姉貴の代わりに俺の熱愛報道相手になれ」
桜「は……?」
桜(推し、Look for your.のリウ様の熱愛報道相手に、なぜか私が選ばれてしまい、)
○ホテル(会見場) • 室内
前に座っているリウと桜。
リウ「ですので、こちらの女性花上桜さんと婚約しております。ファンの皆様には急なご報告となり驚かせてしまい、大変申し訳ございません」
2人で頭を下げる。
桜(なんとか熱愛会見を終えた私、花上桜)
○同 • 控え室
ノックがして、リウのマネージャー荒木誠(あらきまこと)(20)が入ってくる。
誠「やっっっと見つけた!なに考えてるんだバカ!!」
桜(こ、これが噂の……!)
桜(神マネージャーに会えたり、)
リウ「頑張る必要ないだろ」
桜「え?」
リウ「俺がいるんだからお前はなにも心配しなくていい」
桜(推しの尊い発言で倒れたりもした)
○シェアハウス • リビング
L字ソファーで目を覚まし起き上がると、隣に優心が寝ている。
桜「きゃっ!」
桜(そして目覚めたらなぜか隣にはLook for your.のメンバーの1人、山田優心くんが)
顔を近づける優心。
優心「ねぇ。リウより俺にしなよ」
ガラッと扉が開き、リウが上は裸、下はズボン姿で髪をタオルで拭きながら出てくる。
桜(最悪のタイミング)
~振り返りおわり~
沈黙が流れる。
優心「出るの早かったねー」
リウ「あぁ」
キッチンに行き水を飲むリウ。
桜(これはどういう展開?)
優心「あとちょっと遅かったら襲っちゃってたよ」
桜「襲う!?」
リウ「お前こういう女タイプじゃないだろ」
優心「まぁね。でもなんか危なっかしくて可愛いー」
桜「か、可愛い!?」
リウ「良かったな、可愛いって言われて」
桜「あ、う、」
優心「あんまりいじめない方がいいよ?」
リウ「いつも女をとっかえひっかえして女を泣かせてるお前に言われたくない」
優心「痛いとこつくな~」
桜(チャラいのは私生活もなんだ。じゃなくて!)
桜「あの……」
優心「ん?」
桜「私はどうしてここにいるのでしょうか?というか、ここどこですか」
リウ「優心……説明しとけって言っただろ」
あきれた目で見る。
優心「ごめんごめんっ。ここは俺らLook for your.のシェアハウス。連れてきたのはリウだよ」
こそっと、
優心「お姫様抱っこでね」
顔が赤くなる桜。
桜(お、お姫様抱っこ!?)
リウの方を見る。
リウ「なに?」
桜「や、別にっ!?」
桜(推しにお姫様抱っこされて平常心でいられるわけない!)
桜の前にやってくるリウ。
リウ「お前には今日からこの家で過ごしてもらう」
桜「……へ?」
リウ「婚約者なんだから当たり前だろ」
桜「ってことは……同じベット……?」
リウ「は?」
桜「や、なんでもないです」
優心「俺とリウの部屋の真ん中だよ。鍵とかついてないから襲われないようにね」
リウ「襲うのはお前くらいだ」
優心「碧もいるじゃん」
リウ「あいつは」
桜「碧!?碧って夢橋碧くん!?」
桜(あの不思議ちゃんの!?)
優心「そりゃここはLook for your.のシェアハウスだもん」
桜「そ、そか。そうだよね!」
リウ「お前ちょっとこっち来い」
桜「へ?」
優心「あ~リウやきもち~?」
腕を無理やり引っ張られ階段を上らせられ、桜の部屋に入る。
○同•桜の部屋
リウ「なにを浮かれてるんだかどうでもいいが、ここにはいくつか約束がある」
桜「約束?」
ズイッと体を近づけながら、
リウ「まず、部屋から出るときは携帯を持たないこと。プライベート流出なんてことになったら……」
桜「は、はい!勿論しません!」
窓に追い詰めていく。
リウ「それと、夕飯はできる限り皆で食う」
桜「はい!」
追い詰めた。
桜の背中が壁に当たる。
リウ「最後に、俺の部屋には無断で入るな」
桜「も、勿論」
リウ「あと」
桜「なんでございましょうか」
リウ「……可愛い格好とかもするな」
桜「え?それは」
桜(それは、襲われるからとか?心配してくれてる?ってなわけないか。あくまでも婚約者のフリだもんね」
リウ「なんだよ。別に心配とかじゃないからな。勘違いすんなよ?」
桜「分かってるって!安心してっ」
桜(勘違いもなにも、最初からリウの彼女になれるとか、結婚できるとか考えてもないしね)
リウがドアから出ていこうとする。
リウ「明日11時に玄関集合」
桜「いいけど、なにかあるの?」
リウ「俺の母親に合ってもらう」
桜「母、親?お母さん?お義母さん!?」
リウ「あぁ」
桜(お母さんって、あの超有名女優風沼ユイナさんだよね?実はテレビで見る限り毒舌で少し苦手……)
リウ「桜?」
桜「あ、ううん。わかった。また明日ね」
リウが部屋から出ていく。
桜(ちょっと心配だけど、まぁなんとかなるか!)
(よーし、明日に備えて早く寝ちゃお)
ベットに入り、眠りにつく。
しばらくして、ドアが少し開く。
桜は眠っている。
何者かが部屋に入り、荷物を漁っている。
桜「んん……トコロテン……んんっ!」
目が覚める。
人影が動いているのを見て、
桜「きゃー!!!」
?「うるさいだまれ!」
桜「その声は……碧くん?」
碧「ふんっ、気づくのが遅いわ」
電気をつける桜。
桜「なんでここに?っていうか乙女の部屋に勝手に入らないでよ!」
碧「それはごめんだけど、この一大事、僕がいないと君は乗りきれないぞ」
桜「どういうこと?」
碧「本当は言うつもりなくこそっと助けようと思ったが……仕方ない。普通に助けよう」
桜「最初からそうしてよ」
碧「それはつまらん」
桜「なんでよ!!」
碧「まぁいい。とりあえず座れ」
桜「あ、はい」
ベットに腰かける2人。
碧「まず、明日君はリウの母親にペシャンコにされる」
桜「される。って。確定?」
碧「あの人は相当リウ好きだ。子離れが出来ていない」
桜「へぇー」
碧「へぇだと?分かってないな?」
桜「なにが?」
碧「はぁ……これを見ろ」
携帯を取り出し、綺麗な女の人の写真を見せる。
桜「わぁー綺麗な人って何年か前にテレビに出てた女優さんじゃん!」
碧「じゃあこれ」
スワイプして、次の女の人の写真を見せる。
桜「あ!この人朝のワイドショーに出ていたアナウンサー!」
またスワイプして女の人の写真を沢山見せていく。
桜「もういいもういい。で、なんなのこの人たちは」
碧「リウを好きになって口説いてきた人たちだ」
桜「なるほど?」
碧「今テレビで見るか?」
桜「最近は……ないかも」
碧「そう。大ブレイクした女優もアナウンサーも皆リウを口説いたやつは消される」
桜「消されるって、もしかしてリウのお母さんに?」
碧「あぁ。それくらいあの人はリウが好きなんだ」
桜「そ、そ、そ、それって私ものすごくまずくないですか?」
碧「下手したら殺されるな」
桜、言葉を失う。
碧「だから僕が来たんだ」
桜「なにか良い案があるの!?」
碧「ある。これ」
そう言って、ポケットから小さい小瓶を取り出す。
桜「これは?」
碧「香水。つけると、これを嗅いだ同性が自分のことを好きになるものだ」
桜「あのねぇ遊んでるわけじゃないの!私の命がかかってるのーーー!!!」
碧「効果は保証しないが、ないよりましだろう」
桜「効果は保証しないって言っちゃってるじゃん!」
碧「まぁ……がんばれ」
桜「うわ急に他人事」
碧「とにかく明日はそれをつけていけ」
桜「んーー、しょうがない。ないよりマシ。分かった」
碧「じゃあ僕は寝る」
桜「ありがとねっ」
桜(成功するか失敗するかは分からないけど、やってみるしかない!よーし、がんばるぞっ)
○風沼家•寝室
ベットでユイナに押し倒されている桜。
手は上で手錠をかけられている。
ユイナ「私の可愛い子……」
顔が近づいてくる。
桜(これは予想以上に効果がありすぎではないでしょうか!?)