濁った僕を抱きしめて
そういう問題じゃない、と思ったけれど元気でいるならいいとしよう。


手を繋いでアパートから出る。
通報でもしておこうかと思ったけど、面倒臭いし俺のしたことがバレるのも嫌だからしないことにした。


帰る前に行く予定だったカフェでご飯を食べた。


おしゃれな雰囲気で居心地がよくて、料理もすごく美味しかった。
また来よう、と言って家に戻った。


その"また"は叶うのだろうか。


誰にも、わからない。
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