濁った僕を抱きしめて
さて、これからどうしたものか。
昨日は友達の家に泊めてもらったけれど、流石に二日連続は嫌だろう。
わたしも申し訳ない。
安いホテルかネットカフェにでも泊まるか。
薄汚いけど寝れるならいいだろう。
雨は相変わらず止まない。
屋根のある場所にしゃがみ込んでいるからある程度凌げてはいるけれど、それでも時々雨粒が落ちてくる。
服が濡れるのも嫌だ。髪も嫌だ。
今日はシャワー付きのところに泊まらなきゃだな。
シャワーが付いていると高いんだよな、今は少しでも節約したいのに。
なんでか知らないけどすべてが上手くいかない。
上手く生きれない。
生きることが向いていないんだろうか。
ため息をついて下を向く。
地面はじわじわと雨によって色が変えられていく。
ーーこんな風に簡単に変われたらいいのに。
昔から周りに合わせることが苦手だった。
逆になんで合わせられるんだろうと思ってた。
わたしの意見を言っただけなのに、周りから冷たい目で見られる。
それがよく分からない。
わたしはわたしでいたいだけなのに。