濁った僕を抱きしめて
大きくて温かい手でわたしを包み込んでくれて、こっちだよと道を示してくれる人がいる。
その人が隣にいてくれて、わたしの名前を呼んでくれる限りは、この寒さだってなんだって凌げる気がする。
ーーもし、ひとりになったら?
寒さにも似たような物が身体の中で渦巻く。
体感的には全く寒くないのに、身体の中だけが冷やされているような感覚がする。
ひとりになってしまったらどうしよう。
考えないようにしていても、時々この不安に襲われる。
昔から考えすぎてしまう性格だった。
これでいいのかとか、わたしが今話していいのかとか、すぐにそう思ってしまう。
自分の行動を振り返っては自分が嫌いになって、よく分からない感情で頭が埋め尽くされる。
目の前の幸せでいっぱいになれたら楽だった。
拓海くんから受け取れる愛でいっぱいになって、先のことなんて全く目に入らなければよかった。
その人が隣にいてくれて、わたしの名前を呼んでくれる限りは、この寒さだってなんだって凌げる気がする。
ーーもし、ひとりになったら?
寒さにも似たような物が身体の中で渦巻く。
体感的には全く寒くないのに、身体の中だけが冷やされているような感覚がする。
ひとりになってしまったらどうしよう。
考えないようにしていても、時々この不安に襲われる。
昔から考えすぎてしまう性格だった。
これでいいのかとか、わたしが今話していいのかとか、すぐにそう思ってしまう。
自分の行動を振り返っては自分が嫌いになって、よく分からない感情で頭が埋め尽くされる。
目の前の幸せでいっぱいになれたら楽だった。
拓海くんから受け取れる愛でいっぱいになって、先のことなんて全く目に入らなければよかった。