濁った僕を抱きしめて
鍵を差し込み、左に回す。
ガチャリと音がして扉が開いた。
部屋の中は生活感に溢れていた。
脱ぎっぱなしのスウェットにズボン、流しに置いたままのカップ麺のゴミ。
極めつけは散乱したティッシュ。
ため息をついて鞄を床に落とした。
取り敢えずスウェットとズボンを手に取り、洗濯機に放り込んだ。
カップ麺のゴミとティッシュを手当り次第落ちていた黄色いゴミ袋に入れていく。
ある程度片付ければ、それなりの達成感を感じた。
近くにあったソファに座り、ぐっと伸びをした。
それにしてもここはどこなのだろう。
スマホを出して現在地を確認する。
うわ、結構家から離れてる。
まあいいか。
どうせ親は探しに来ない。
電話だけ寄越して、そんなんでわたしが帰ってくるとでも思っているんだろうか。
あの親、すぐ男の事しか見えなくなる。
「ただいま〜」
呑気な声が聞こえた。
彼は右手にコンビニの袋を持って、それを自慢するようにわたしに見せてきた。
ガチャリと音がして扉が開いた。
部屋の中は生活感に溢れていた。
脱ぎっぱなしのスウェットにズボン、流しに置いたままのカップ麺のゴミ。
極めつけは散乱したティッシュ。
ため息をついて鞄を床に落とした。
取り敢えずスウェットとズボンを手に取り、洗濯機に放り込んだ。
カップ麺のゴミとティッシュを手当り次第落ちていた黄色いゴミ袋に入れていく。
ある程度片付ければ、それなりの達成感を感じた。
近くにあったソファに座り、ぐっと伸びをした。
それにしてもここはどこなのだろう。
スマホを出して現在地を確認する。
うわ、結構家から離れてる。
まあいいか。
どうせ親は探しに来ない。
電話だけ寄越して、そんなんでわたしが帰ってくるとでも思っているんだろうか。
あの親、すぐ男の事しか見えなくなる。
「ただいま〜」
呑気な声が聞こえた。
彼は右手にコンビニの袋を持って、それを自慢するようにわたしに見せてきた。