どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
 「いつか言ったでしょ?あの時、別れた時、先の事は、2人で決めたら良かったって。また同じことするの?」
 「咲羅…」
 「夫婦なのに…こんなに愛してるのに…もう陽の傍から離れるなんて考えられないのに」
 「付いて…来てくれるのか…」
 「付いて行く…陽が日本に居ろって言っても、付いて行く。美味しい料理も、ずっと作るから」
 「咲羅…ありがとう」

 抱きしめられてからの優しいキスは、愛を求めるように、激しいキスへと変わっていく。
 「咲羅…今夜はどれだけ愛したら許してくれる?」
 「溺れるほど…愛して欲しい…かな」
 「明日は寝不足だな」

 私の願い通りに、啼き疲れるほどたっぷりと愛されて、横になっていると、
 「溺れるほど、愛して欲しいんだろ?まだこれからだぞ」
 上から見下ろす陽が、まだ敏感な体に手を這わす。
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