どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
 それから、お互いの愛を伝えるように、しばらくキスの嵐が続いた。

 「これ以上は、本当に咲羅を帰せなくなりそうだ」
 頬笑みながら、唇を指で撫でる。

 「咲羅…俺と一緒に住むこと、考えて」
 「えっ?」
 「またゆっくり話そう。さぁ、帰ろうか」

 陽に家まで送ってもらい、部屋に入ると直ぐに、ベッドに飛び込んだ。

 夢のような週末を思い出すと、体が熱くなる。
 陽とまた付き合う事になるなんて、思いもしなかった。

 それに、陽と一緒に住むなんて…
 ドキドキしながらも、夏目君の事が頭を過ぎると、胸が締め付けられる。

 明日…答えを伝えよう。
 私の選択した答えを…
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