どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
あれから夏目君とは、会社でも、あまり顔を合わせることが無くなった。
時々、社長室の傍を通ると、中から出て来た夏目君が私に気付き、片手を挙げて、話す事無くどこかに行った。
きっと、大変なんだろうな。
私は、今、目の前の事をこなさないと。
会社を出て、『今から帰るね』と陽にメッセージを送ると、『気を付けて』と返信が来た。
早く会いたい気持ちで、急いで駅に向かっていると、夏目君によく似た人が、広場のベンチで座ってるのが、視野に入った。
まさか、こんな所にいるはずないか…
でも、気になって立ち止まって見ると、やっぱり夏目君だ…
遠くを一点見つめて、微動だにしない。
何か…あったのかなぁ…
気になって、夏目君に近づいた。
「夏目君、どうしたの?」
「春風…」
時々、社長室の傍を通ると、中から出て来た夏目君が私に気付き、片手を挙げて、話す事無くどこかに行った。
きっと、大変なんだろうな。
私は、今、目の前の事をこなさないと。
会社を出て、『今から帰るね』と陽にメッセージを送ると、『気を付けて』と返信が来た。
早く会いたい気持ちで、急いで駅に向かっていると、夏目君によく似た人が、広場のベンチで座ってるのが、視野に入った。
まさか、こんな所にいるはずないか…
でも、気になって立ち止まって見ると、やっぱり夏目君だ…
遠くを一点見つめて、微動だにしない。
何か…あったのかなぁ…
気になって、夏目君に近づいた。
「夏目君、どうしたの?」
「春風…」