どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
「俺、苗字が違うだろ?母方の姓なんだ」
「そうなんだね…でも、確か社長には、奥さんがいるって」
「俺の母さんと離婚して、元秘書と一緒に暮らし始めたんだ」
「えっ…」
「俺は、母さんが、父さんの力になって欲しいって言うから、ここに来たけど」
ため息をつく夏目君…
「同棲しているのは、敦子さんって言って、母さんと離婚する少し前に、秘書になったんだ」
「もしかして…」
「母さんは違うって言うけど、きっと、2人の関係に何かあって、離婚したと思ってる」
夏目君は手を握り締め、怒りを抑える声で、話を続けた。
「会社を発展させたい、そう思って来たけど、あの人のために頑張ってるんじゃないかって思うと、気持ちのやり場が無くて…」
「夏目君…」
「社長の仕事に近づく度に、あの人との接点も増えて来て。母さんが時々見せてた、寂しそうな顔を思い出すんだ」
「そうなんだね…でも、確か社長には、奥さんがいるって」
「俺の母さんと離婚して、元秘書と一緒に暮らし始めたんだ」
「えっ…」
「俺は、母さんが、父さんの力になって欲しいって言うから、ここに来たけど」
ため息をつく夏目君…
「同棲しているのは、敦子さんって言って、母さんと離婚する少し前に、秘書になったんだ」
「もしかして…」
「母さんは違うって言うけど、きっと、2人の関係に何かあって、離婚したと思ってる」
夏目君は手を握り締め、怒りを抑える声で、話を続けた。
「会社を発展させたい、そう思って来たけど、あの人のために頑張ってるんじゃないかって思うと、気持ちのやり場が無くて…」
「夏目君…」
「社長の仕事に近づく度に、あの人との接点も増えて来て。母さんが時々見せてた、寂しそうな顔を思い出すんだ」