どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
「家庭の事情は、踏み込めないけど、後継者のことは、陽なら分かると思って」
「夏目さんが覚悟を持つしかない。会社を継ぐということは、存続し続けること、そして従業員を守ることも肩に圧し掛かる。従業員にも大切な人がいる。重圧の掛かる仕事だからね」
普段、私に見せない厳しい顔つきに、陽の背負っている重みを感じた。
「陽も…ずっとそう思っていたんだ…だから、あの別れた時、迷ってあんな事を…」
「今なら絶対迷わない。会社を守りながら、咲羅を守る自信がある。ただ、あの時は、それが出来なかった」
悲しそうな目に、辛そうな声…
私は自分のことばかりで、自分ばかり陽に甘えて、好きっていう気持ちだけしかなくて…
陽は、その時から、その重圧を背負う準備をしてたんだ。
「私、あの時の陽を責めてばかりで…ごめんなさい」
「俺が悪いんだ。はっきり言えば良かったから」
「夏目さんが覚悟を持つしかない。会社を継ぐということは、存続し続けること、そして従業員を守ることも肩に圧し掛かる。従業員にも大切な人がいる。重圧の掛かる仕事だからね」
普段、私に見せない厳しい顔つきに、陽の背負っている重みを感じた。
「陽も…ずっとそう思っていたんだ…だから、あの別れた時、迷ってあんな事を…」
「今なら絶対迷わない。会社を守りながら、咲羅を守る自信がある。ただ、あの時は、それが出来なかった」
悲しそうな目に、辛そうな声…
私は自分のことばかりで、自分ばかり陽に甘えて、好きっていう気持ちだけしかなくて…
陽は、その時から、その重圧を背負う準備をしてたんだ。
「私、あの時の陽を責めてばかりで…ごめんなさい」
「俺が悪いんだ。はっきり言えば良かったから」