どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
「私が間違っていた。冬月さん、私からあなたのお父さんに、お詫びの電話をするよ。娘には愛する人がいるから、この話は無かったことにしてもらう」
「では…」
「君も愛する人と幸せになりなさい」
「は、はいっ!ありがとうございます!」
「これからもお願いしますね、冬月専務」
「こちらこそよろしくお願いします!」
固い握手を交わして、2人に挨拶をし、その足で、冬月商事に戻った。
社長室に入ると、俺を見た父さんは肩を落として、ソファに腰掛けた。
「さっき、電話があったよ。お嬢様には、結婚相手がいるから、断るって」
「この話はこれで終わりだ。これからは俺の話だ」
「さっき、社長から言われたよ。若い世代は捨てたものじゃないって。お前のことを凄く褒めていた。これからも末永く良好な関係でお願いしたいと」
「それじゃあ…」
「好きにしろ…それと…」
父さんは、言葉に詰まり、間を置いてから、
「咲羅さんに、昨日は失礼なことを言って申し訳なかったと、お詫びの言葉を伝えてくれ。それと…お前にも辛い思いをさせて悪かった」
申し訳なさそうに話すと、頭を下げていた。
「あぁ。家に改めて、咲羅を連れて行くから」
「母さんにも伝えておくよ」
「では…」
「君も愛する人と幸せになりなさい」
「は、はいっ!ありがとうございます!」
「これからもお願いしますね、冬月専務」
「こちらこそよろしくお願いします!」
固い握手を交わして、2人に挨拶をし、その足で、冬月商事に戻った。
社長室に入ると、俺を見た父さんは肩を落として、ソファに腰掛けた。
「さっき、電話があったよ。お嬢様には、結婚相手がいるから、断るって」
「この話はこれで終わりだ。これからは俺の話だ」
「さっき、社長から言われたよ。若い世代は捨てたものじゃないって。お前のことを凄く褒めていた。これからも末永く良好な関係でお願いしたいと」
「それじゃあ…」
「好きにしろ…それと…」
父さんは、言葉に詰まり、間を置いてから、
「咲羅さんに、昨日は失礼なことを言って申し訳なかったと、お詫びの言葉を伝えてくれ。それと…お前にも辛い思いをさせて悪かった」
申し訳なさそうに話すと、頭を下げていた。
「あぁ。家に改めて、咲羅を連れて行くから」
「母さんにも伝えておくよ」