どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 ベッドに入ると、
 「おやすみ」
 そっと、キスをして、私を包み込み、目を瞑っていた。

 涼が…浮気?
 ただ、何かの映像を見ていただけかな…
 それなら、携帯で見るだろうし。

 気になりながらも、隠した涼の気持ちを組んで、そのことには触れないようにした。

 それから会社でも、専務室に入ると、何度か慌てて、ノートパソコンを閉じた事がある。
 あのパソコンは…家にある私用のだ。
 会社貸与じゃないのを、どうしてわざわざ使ってるんだろう。

 でも、それ以外はいつもと変わらない。
 「咲羅…もっと、乱れた姿、見せて」
 ベッドの上で、優しく、そして激しく私を突き動かす。
 何度も「愛してる」と耳元で囁きながら、愛を注ぎ込んで、私を満たしてくれた。
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