どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 シャワーを浴び、涼の服を借りると、大きいけど、彼氏の服って、凄く嬉しい。

 「ヤバい…可愛いすぎて…それに、俺の服を咲羅が着てるのも堪らない」
 私がベッドに腰かけると、嬉しそうに抱きしめて喜んでいた。

 「俺、咲羅を抱いてる時、何度も夢を見てるんじゃないかと思ったよ」
 私の頭を撫でながら、いつもよりもっと優しい声で微笑む涼。

 「何があっても俺が守るから。咲羅は俺を信じて傍にいて」
 「うん、ありがとう…」
 「咲羅…俺を選んでくれて、ありがとう」

 そっと抱きしめてくれる涼の温もり…
 涼の愛情が伝わってくる。

 「咲羅、何か食べようか」
 「さっきの続きだね」
 「それって、また、俺に抱かれたいってこと?」
 「ち、違うから!ご飯の支度でしょ!?」
 「俺はいつでもいいよ」

 涼は笑って私にキスをすると、キッチンに向かい、私も後を追った。
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