どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
【大好きだった陽先輩】
月曜日の朝、一緒に出勤すると、
「…2人が一緒って、珍しいわね」
いつも1番早く来ている先輩に、声を掛けられた。
「あっ、俺、いつも遅いから反省して、春風と同じ電車に乗れるように努力しようと思って」
「へぇー、もう何年も経つのにね……まぁ、良い心構えだけど」
先輩は意味深な笑みを浮かべて、机の掃除をしていた。
「涼、顔がひきつってるよ」
「でも、何とか誤魔化せただろ?」
2人は小声で話をしながら、自分達の席に座った。
今はまだ、付き合っている事は内緒しようと話し合って、同じ方向だから、一緒に行っても、誤魔化せるだろうって、涼が言ったのに…
耳元が赤くなってるよ…
その日の午前中は、得意先の近況確認のために、電話対応に追われた。
訪問の予定が出来て、共有スケジュールを見ると、涼の予定は、結構、埋まり出している。
そろそろ…一緒に仕事が出来なくなる日も、近いかな…
「…2人が一緒って、珍しいわね」
いつも1番早く来ている先輩に、声を掛けられた。
「あっ、俺、いつも遅いから反省して、春風と同じ電車に乗れるように努力しようと思って」
「へぇー、もう何年も経つのにね……まぁ、良い心構えだけど」
先輩は意味深な笑みを浮かべて、机の掃除をしていた。
「涼、顔がひきつってるよ」
「でも、何とか誤魔化せただろ?」
2人は小声で話をしながら、自分達の席に座った。
今はまだ、付き合っている事は内緒しようと話し合って、同じ方向だから、一緒に行っても、誤魔化せるだろうって、涼が言ったのに…
耳元が赤くなってるよ…
その日の午前中は、得意先の近況確認のために、電話対応に追われた。
訪問の予定が出来て、共有スケジュールを見ると、涼の予定は、結構、埋まり出している。
そろそろ…一緒に仕事が出来なくなる日も、近いかな…