どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 入社してから、ずっと傍にいて、気兼ねなく、何でも話せる存在。

 お互いのミスをカバーし合い、嬉しい事は一緒に喜んで…

 私が泣いていたら、泣き終わるまで傍にいてくれた。

 そして、いつも私を笑顔にしてくれる。

 私の迷っている心の思い…

 陽先輩への思いはもう無い…というと、嘘になる。
 陽先輩の事を考えると、胸が苦しい…
 心と体は、陽先輩の愛を覚えてる…
 愛していた事実…消せない過去…
 それは、これからもずっと、私の心に存在し続ける…
 
 夏目君とは、どんな事があっても、2人なら乗り越えられるという、信頼を築いてきた。

 夏目君の傍にいると、飾らずに、自分らしくいられる。
 恥ずかしいことも、嫌なことも、ずっと夏目君には見せて来た。

 そんな私を好きになってくれたんだから…
 きっと、これからどんなことがあっても、私を受け入れてくれるはず…
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