どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 2人が呆然としていると、
 「いつまでも仲良くね」
 「もう、名前で呼び合えば?」
 「そうそう、いちゃいちゃしてるなんて、昔からなんだから」
 そんな言葉に、私と涼は見つめ合って、笑みがこぼれた。

 「ありがとうございます!」
 「これからも、宜しくお願いします!」
 「よしっ!2人のおのろけ話はこれまでだ!仕事に戻って」

 皆は、会議室から出る時に、
 「仲良くね」
 「愚痴ならいつでも聞くわよ」
 「夏目君、春風さんを泣かしたら、承知しないわよ」
 「僕とのペアは、まだ解消しないで下さいね」
 チームの皆が、それぞれが声を掛けてくれた。

 そして、最後にチームリーダーが、涼の肩をポンと叩いた。
 「夏目君は、特にこれから色々と大変だけど、皆、君達の味方だからな」
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