どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
「陽先輩…どうして、こんな所に?」
「電車で近くに来たから、ちょっと休憩に立ち寄ったんだ。そうか、会社、この近くだもんな」
「はい…休憩中にお邪魔して、すみません」
私は別の席に行こうとすると、
「咲羅、前の病院での事、電話だけのお詫びだったし、ご馳走するから、一緒にどぉかな?」
記憶が戻った後、陽先輩からお詫びの電話があった。
涼が担当から外れたと同時に、私も冬月商事から外れたから、結局、顔を合わすことは無かった。
どうしようか迷ったけど…
「…じゃあ、お邪魔します」
陽先輩の前に座り、カフェオレを頼んだ。
「気楽にしろよ咲羅…何か…あったか?目が赤いけど、大丈夫か?」
「うん…大丈夫。それより、婚約されたって聞いて…おめでとう、陽先輩」
「政略結婚ってやつさ」
「電車で近くに来たから、ちょっと休憩に立ち寄ったんだ。そうか、会社、この近くだもんな」
「はい…休憩中にお邪魔して、すみません」
私は別の席に行こうとすると、
「咲羅、前の病院での事、電話だけのお詫びだったし、ご馳走するから、一緒にどぉかな?」
記憶が戻った後、陽先輩からお詫びの電話があった。
涼が担当から外れたと同時に、私も冬月商事から外れたから、結局、顔を合わすことは無かった。
どうしようか迷ったけど…
「…じゃあ、お邪魔します」
陽先輩の前に座り、カフェオレを頼んだ。
「気楽にしろよ咲羅…何か…あったか?目が赤いけど、大丈夫か?」
「うん…大丈夫。それより、婚約されたって聞いて…おめでとう、陽先輩」
「政略結婚ってやつさ」