どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
政略結婚…
その言葉に、胸が張り裂けそうになる。
「やっぱり…陽先輩も会社のことを考えて…」
「咲羅にそんなこと言われると辛いけど…愛する人がいたらしないよ」
「そ、そうなの?でも、家同士の事考えたら、そんなに簡単には…」
「もしかして、夏目さんと何かあった?」
「…ううん…何も…」
私は俯いて、カフェオレを混ぜていた。
「咲羅?俺が咲羅の事、見抜けないと思ってるのか?どうしたんだ?」
顔を上げて、陽先輩を見ると、
「もう、2人の間は、認めてるよ。咲羅には幸せになって欲しいんだ。だから、気にせずに話せよ」
あの頃のように、優しく微笑んでいた。
陽先輩の事は、信頼してる。
思い切って、涼が陽先輩と同じ、会社の後継者である事を話した。
「それでね…お見合いの話が出てるみたいで…涼は、知らなかったって言ってるけど」
「だったら、まだ決まってないんだろ?」
「でも、会社のこと考えたら…涼だって、そんな事言ってられないでしょ…相手の人は、もう、その気で話してたし…」
その言葉に、胸が張り裂けそうになる。
「やっぱり…陽先輩も会社のことを考えて…」
「咲羅にそんなこと言われると辛いけど…愛する人がいたらしないよ」
「そ、そうなの?でも、家同士の事考えたら、そんなに簡単には…」
「もしかして、夏目さんと何かあった?」
「…ううん…何も…」
私は俯いて、カフェオレを混ぜていた。
「咲羅?俺が咲羅の事、見抜けないと思ってるのか?どうしたんだ?」
顔を上げて、陽先輩を見ると、
「もう、2人の間は、認めてるよ。咲羅には幸せになって欲しいんだ。だから、気にせずに話せよ」
あの頃のように、優しく微笑んでいた。
陽先輩の事は、信頼してる。
思い切って、涼が陽先輩と同じ、会社の後継者である事を話した。
「それでね…お見合いの話が出てるみたいで…涼は、知らなかったって言ってるけど」
「だったら、まだ決まってないんだろ?」
「でも、会社のこと考えたら…涼だって、そんな事言ってられないでしょ…相手の人は、もう、その気で話してたし…」