どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
【心の氷が溶け出す時~涼】
皆に咲羅とのことを公表して、ようやく会社でも、嘘をつくこと無く、仕事に取り組める。
そう思っていた矢先に、京子さんとのお見合い話を知って、咲羅は会社を飛び出してしまった。
俺は、慌てて社長室に向かった。
「父さん、どういうことだよ。咲羅のことは話をしただろ?」
「あぁ、お見合いは敦子が…色々考えて、もう決めてたんだ」
「あの人、自分の事しか考えてないだろ」
「そういう風に言うな。敦子は、お前の将来と会社を守りたいだけだ」
「守るのは俺だ。俺の将来を他人に決められたく無いね」
「春風さんの評判の良さは聞いている。でも、結婚は別だろ?」
「俺は咲羅しか眼中にない。妻にするのは、彼女だけだ」
「もう向こうには話が通ってるから、今更断るのもなぁ…」
「話にならない。見合いはしないから」
そう思っていた矢先に、京子さんとのお見合い話を知って、咲羅は会社を飛び出してしまった。
俺は、慌てて社長室に向かった。
「父さん、どういうことだよ。咲羅のことは話をしただろ?」
「あぁ、お見合いは敦子が…色々考えて、もう決めてたんだ」
「あの人、自分の事しか考えてないだろ」
「そういう風に言うな。敦子は、お前の将来と会社を守りたいだけだ」
「守るのは俺だ。俺の将来を他人に決められたく無いね」
「春風さんの評判の良さは聞いている。でも、結婚は別だろ?」
「俺は咲羅しか眼中にない。妻にするのは、彼女だけだ」
「もう向こうには話が通ってるから、今更断るのもなぁ…」
「話にならない。見合いはしないから」