どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
「お時間をいただいて、ありがとうございます」
「どうぞ」
「今、お茶を入れてきますから」
「結構です。それよりも、どうしてあんな勝手な事を?」
ソファに座る事無く、立ったまま、話を続けた。
「私は入籍をする気も、子供を作る気もありませんでした。あなたがいたから、会社は守れると。だから、妻となる人も会社を守るために、最善の縁談をと思って…」
何を勝手なことを…
抑えてきた感情のコントロールが利かない。
「入籍しないのも、子供を作らないのも、俺のためだって言いたいのか?俺は、父さんもあなたの事も許してない。ただ、母さんが、自分達が築き上げた会社を守って欲しいからって、覚悟を決めたんだ」
そう、母さんが、俺に頼んだから、入社したんだ。
入社してからは、咲羅と知り合い、毎日が楽しくなった…
「どうぞ」
「今、お茶を入れてきますから」
「結構です。それよりも、どうしてあんな勝手な事を?」
ソファに座る事無く、立ったまま、話を続けた。
「私は入籍をする気も、子供を作る気もありませんでした。あなたがいたから、会社は守れると。だから、妻となる人も会社を守るために、最善の縁談をと思って…」
何を勝手なことを…
抑えてきた感情のコントロールが利かない。
「入籍しないのも、子供を作らないのも、俺のためだって言いたいのか?俺は、父さんもあなたの事も許してない。ただ、母さんが、自分達が築き上げた会社を守って欲しいからって、覚悟を決めたんだ」
そう、母さんが、俺に頼んだから、入社したんだ。
入社してからは、咲羅と知り合い、毎日が楽しくなった…